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XPages Extension Library の開発のための前提環境とそのセットアップ手順を紹介します。
前提環境
XPages Extension Library の開発には以下の環境が必要です。
Domino Designer が必要であるため、開発には Windows OS が必要です。
- Lotus Notes / Lotus Domino Designer 8.5.2 以降
XPages Extension Library モジュールのコンパイルや動作確認には Domino Designer が必須です。
本稿では Lotus Notes / Domino Designer 8.5.3 を使用しますが、8.5.2 でもほぼ同様の手順で開発可能です。
開発環境と同じマシン上に Domino サーバーをインストールしておくことで、Domino サーバー上でのテスト実行を行うことができます。
リモートの Domino サーバーではテスト実行できません。
Lotus Notes / Domino Designer と Lotus Domino のバージョンは必ず合わせるようにしてください。
Domino サーバーがない場合には Domino Designer のプレビュー機能でもテスト実行することはできます。
しかし、Domino Designer のプレビューでは動作確認できない一部機能については Domino サーバーが必須となりますので、可能な限り Domino サーバーも開発環境上に準備しておくことをお勧めします。
XPages Extension Library の開発には Eclipse を使用します。
本ガイドで使用する Eclipse のバージョンは Eclipse 3.7.2 (Indigo SR2) です。
Eclipse の起動には Java Runtime が必要です。
本ガイドでは Java Runtime 1.6 を使用しています。
前提環境のセットアップ
Lotus Notes / Domino Designer 8.5.3
Lotus Notes / Domino Designer 8.5.3 を開発マシンに事前にインストールしてセットアップしておいてください。
本ガイドでは C:\Lotus\Notes にインストールしたとします。
Lotus Domino 8.5.3 (オプション)
必須ではありませんが、もし開発マシンに Lotus Domino がインストール可能な場合は、Lotus Domino 8.5.3 もインストールしてセットアップしておきます。
本ガイドでは C:\Lotus\Domino にインストールしたとします。
Eclipse 3.7.2
以下のサイトから Eclipse 3.7 SR2 (3.7.2) のモジュールをダウンロードします。
Eclipse 3.7.2
http://www.eclipse.org/downloads/packages/release/indigo/sr2
ここではプラグイン開発環境である 「Eclipse for RCP and RAP Developers」を使用します。
※ プラグイン開発環境が含まれているものであれば、例えば Eclipse IDE for Java EE Developers などの他のモジュールでも構いません。
ダウンロードした ZIP ファイルをファイルシステム上に展開すればインストール完了です。
展開したフォルダの中の eclipse.exe を実行することで Eclipse を起動できます。
XPages Extension Library モジュール
XPages Extension Library プロジェクトのページから最新の XPages Extension Library モジュール(ソースコードを含む)をダウンロードします。
http://extlib.openntf.org/
プロジェクトページにアクセスしたら、左側のナビゲーターから 「Downloads / Releases」 をクリックします。
ダウンロードページが開いたら、最新のモジュールのリンクをクリックしてダウンロードします。
※ 8.5.2 と 8.5.3 でダウンロードモジュールが異なります。
8.5.3 の場合は Name が 「853」「8.5.3」で始まるもの、8.5.2 の場合は 「852」「8.5.2」 で始まるもののうち最新のモジュールをダウンロードするようにしてください。
ダウンロードした ZIP モジュールはあらかじめファイルシステム上に展開しておいてください。
以上で事前準備は完了です。